2014年9月29日月曜日

たぶんあとでどこかにかく

地質災害が頻発して,地質防災とか,地質学的な知識が社会に求められるようになったのは,地質関係者として好ましい展開ではあるんだけれど,世の中なんかズレていると感じる.この「ズレ」の感覚は,科学と魔法の「感覚的なズレ」に近くて,ギリギリ科学少女なふぉるしぃなものだと思うんだけど,問題は,(サイエンティストの側の)先人の生み出した科学の社会からの疏外(ヘーゲル的な意味で)であるということ.なんで,科学は社会から疏外しなければならなかったのかとか,元々,地質災害の総合商社(古い比喩)であるはずの日本で科学の中でも地質学が特に見え辛くなってしまったのかとか,「わかりやすい」という問題とか,その辺についてうだうだと書きたい.