2015年2月15日日曜日

二日目感想

あとで真面目に書こうと思って当日に走り書きしてたんだけれど,やる気がなくなったので走り書きのまま.

・水橋さんちっちぇー!
・相変わらずのテンポルバートっぷりだったけど,今日はハマっていた曲が多かった.
・打楽器が良かった.
・ティンパニメインの曲が格好良かった.
・打楽器の人たちがいろんな楽器を演奏していて大変そうだった.
・野中藍さんに比べて水橋かおりさんのナレーションほかが熟れていた.
・生「ティロ・フィナーレ!」が聞けた!
・最後の Magia がすごく盛り上がった.
・君の銀の庭のオーケストラアレンジが極めて良かった.

とても楽しかった.

2015年2月11日水曜日

まどマギコンサート(1 日目)感想

「劇場版魔法少女まどかマギカ [前編] 始まりの物語/ [後編] 永遠の物語 オーケストラ・コンサート」

演奏:東京室内管弦楽団(指揮:志村健一)

Special MC:野中藍

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僕自身はこのコンサート自体全く知らなかったのだけれど,職場の上司が行く予定だったものの,日程を動かせない出張と被ってしまったということで,"アニオタ仲間" ということで譲ってもらったので行ってきました.

開演のちょいちょいネタを挟んだアナウンスから野中藍さんが担当されていて,和やかな雰囲気でスタート.

演奏がはじまってすぐの印象は,リズムの取りにくそうな指揮をする人だなー,という感じ.実際,開始数曲はパーカッション隊がやや不安定で聞いていて不安になってきたけれど,弦楽主体の曲になって(たぶん,コンマスさんのリードで)安定してきたので,以降は安心して聞けた.指揮者の方は,曲のテンションに合わせてもたらせたり走らせたりをかなりエモーショナルに表現したいタイプの人らしく(テンポルバート系),ハマると格好いいんだけれど,ちょいちょい狙いを外していた感が…….特に,はじめの方のドラムセットが入る曲では,エレキ楽器隊はノリノリで走るわ,ドラマーさんはカッチリしたエイトビートを叩きながらも指揮者(+弦楽隊)とエレキ隊のタイム感の狭間で不安げだわで,リズムが絞まっていなかったことがちらほら(途中から,ドラマーさんが「自分のリズムを信じる!」という感じで,全体を引っ張っていたので気にならなかったけれど).逆に,ノイジーで不協和音が多いリズムをとるのが大変そうなイヌカレー空間系の曲は,指揮者が安定していてすごく良かった.

その辺の不安も,インタルードの手前くらいで野中藍さんの生セリフ込みの演出になってきたり,オケのテンションも上がってきたりして,なくなってきて,以降はとても楽しめました.

オーケストレーションはハマっていた曲と外していた曲が半々と言ったところ.オケが職人肌でしっかりしていたので,もうちょっとオケ(特に弦楽隊)に頼っても良かったんじゃないかと思ったりした曲や,音量バランスが悪かった曲もあったけれど,ハマっていた曲はひたすら格好よかったので,全体としては良かったんじゃないかと思います.

特に良かった曲は,さやかちゃんのテーマ,さやかちゃん堕ちのテーマ,オクタヴィアちゃんのテーマ,杏子ちゃんへのレクイエムあたりの曲(さやかちゃんまわりばっかw).欲を言えば,インタールードの前後ではなく,この辺をぶっ通しでやって欲しかった(映画の構成上仕方ないんだけれど).あと,どうやってくれるのか期待していたこともあって,イヌカレー系の曲は良かった.一番良かったのは,やっぱり,オクタヴィアちゃんのテーマかな.指揮者の演出がばっちりハマっていた(元々,オケっぽいアレンジの曲だったというのも大きいかもしれない).

全体としては,コンサートというより,ライトワークあり,声優の生セリフありの音楽ショーと言った雰囲気で,そういう方向では楽しめました.もうちょっと音楽よりでも良かったかなと思ったりもしましたが,周囲を見渡したときの年齢層とか,音楽へのリテラシーとか教養とかを考慮したら,まぁ,こんなもんかな,と(周辺の若者,ほとんど寝てたし).

というわけで,今日も「新編」のコンサート行ってきます.

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以下,どーでもいい戯れ言.

会場は札幌市教育文化会館だったので,まぁ,過不足ない音響でしたが,せっかくなら Kitara でやってくれれば良かったのに,という贅沢は言ってはいけない.

合唱隊の人たち,梶浦語を,よく笑わずに歌えるなーと感心.

指揮者の人,まどマギ好きなんだろーなー,けど,そのせいでだいぶ入れ込んで演出外している曲もあったなーw

野中藍さん,杏子ちゃん声,だいぶ忘れてるなー.あと,杏子ちゃんが大人しいときの声って,かなり無理してだしてたんだなー.

やっぱり声優って生でやる文化(卑猥な意味ではない)に馴染んでないんだなー.結構,セリフが奔ってんなーってところが……

2015年2月9日月曜日

読冊メモ

「足摺水族館」 panpanya

ちょっと前から書店で見かけるたびに気になっていたけれど,あぶく銭(図書券)が入ったので購入.

たぶん,ガロのころのつげな雰囲気を狙っているんだろうけれど,普通にゆるいギャグ漫画として面白かったので,まぁ,良かったんじゃないかと.

緻密に書き込まれたマニアックな背景にてきとーな筆致の人物という対比云々に関してはノーコメントで(人物画がてきとーに書いているように見えて筆致が安定しているのは良い).背景は,最初期のますむらひろしみたいな雰囲気が出ていて悪くない.

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「ゆるゆり」 13 巻 なもり

一時期,スピンアウトの「大室家」のほうが面白いという逆転現象が(俺の中で)話題になっていたけれど,盛り返してきた感ある.普通に面白かった.

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「きのこ人間の結婚」 村山慶

タイトルと表紙(百合)に魅かれて…….

中身は,設定厨の書いたファンタジー SF という感じで特筆すべき部分が何一つないすっからかんなお話.読中,退屈にはならなかったので,まぁ,設定厨系の作品の中ではマシな方かも.

設定厨でしかない設定作家を設定大好き読者がありがたがる構図は,頼むから滅んでくれ.

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「死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々 」 阿部共実

「ちーちゃん」に比べて,「空灰」ノリに近いから,ややギャグが目立つ印象.「ちーちゃん」的なクズ話もあって,「空灰」前期のバランス感覚に近い感じ.ギャグでも佐々木アルティメット 27 さんとか好きだし.佳作.

個人的には,何故か web 公開マンガをまとめた「タダシくん」に収録されていなかった「深い悲しみ」が商業に載ったのが喜ばしい.

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読册メモ再開したけれど,その間に買った漫画の感想は永遠に書かない気がする……